モノクローナル抗体のT.K.Craft
ポリクローナル抗体・モノクローナル抗体の受託作製ならティー・ケー・クラフト。
抗体精製・標識、抗原カラム作製、腹水作製、細胞培養、各種動物血清も扱っております。

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モノクローナル抗体作製

概要:

モノクローナル抗体作製では、ハイブリドーマを獲得するまでに5〜6ヶ月近い期間を要します。また、確実にお客様が望んでいるエピトープに対するハイブリドーマが得られるとは限りません。そうしたリスクを少しでも軽減するために、弊社ではモノクローナル抗体作製を次の3つのセクションに分けて進めております。

 ご依頼  モノクローナル抗体作製において、免疫、アッセイに必要な量の抗原をご提供いただきます。通常、抗原1種類につき、マウス5匹、またはラット3匹に免疫を行います。抗原の形状につきましては、粉末、液体、PAGE Gel等、どの様な形状でも可能ですが、アッセイ用抗原は出来るだけ水溶性の抗原をお願いしております。お客様からのご依頼を確認した後、モノクローナル抗体作製の計画書をお送り致します。
※ 抗原量についてはこちら
   
Section 1
(約2ヶ月半)
免疫開始 免疫予定の動物は、入荷後約1週間の予備飼育を行った後、正常血清(血清約50 uL)を採血します。その後、フロイント・アジュバントと等量混合した抗原を、皮内、数ヶ所〜十数ヶ所に免疫いたします。この操作を、約2週間間隔で計4回行います。
   
 試採血・ELISA  計4回の免疫後、7日目に試採血(血液約50 uL)を行います。その後、ELISA (Enzyme-Linked ImmunoSorbent Assay) により力価を測定し、データおよび、免疫後血清、正常血清をお客様へお送りいたします。
※ ELISAについてはこちら
   
 追加免疫または 
  細胞融合 
ELISAの結果を参考に、お客様とご相談の上、追加免疫(最長4回まで)または細胞融合の予定を決定いたします。なお、この時点で必要な力価が得られなかった場合は、ここでモノクローナル抗体作製を中止することも可能です。
   
Section 2
(約1ヶ月)
 最終免疫  細胞融合実施の3日前に最終免疫を行います。この時、抗原の性状により尾静脈または腹腔内に投与いたします。
   
 細胞融合  融合後、脾細胞の数に応じて、マウスの場合は1匹につき96 well-plate 4枚程度、ラットの場合は6枚程度に播種します。融合時に、全採血も行い、ハイブリドーマと一緒にお客様へお送りいたしますが、血清量につきましては保証 致しかねますので、ご了承ください。
   
 スクリーニング  融合後、約10日間で初回アッセイが可能となります。ELISAにより培養上清をアッセイし、所定の発色が認められたウェル中の細胞を48 well-plateに移します。移植後の培養上清についてELISAにより特異性等を再確認後、測定データおよび陽性ウェル培養上清10種(約500 uL)をお客様へお送り致します。
   
 ウェルの選択  お客様に、クローニングへ移行するウェル (5個以内) をご選択していただきます。この間、培養は継続しておりますので、 培養上清をお送りしてから1週間以内でのご選択をお願いしております。 この時点で、ご希望の陽性ウェルが得られなかった場合、ここでモノクローナル抗体作製を中止することも可能です。
   
Section 3
(約1ヶ月半)
 一次クローニング  選択していただいたウェルについて、限界希釈法によるクローニングを実施いたします(96-well plate 各1枚)。クローニングから約2週間でELISAによるアッセイを行い、一枚のプレートにつき2個のウェルを選択し、一方については二次クローニングを実施、他方は少量の培地で培養した後、凍結保存いたします。この時のウェルの選択につきましては、お客様による選択または当社選択のどちらでも可能です。
   
 二次クローニング  ご選択されたウェルにつきまして、限界希釈法による二度目のクローニングを実施いたします(96-well plate 各1枚)。
   
 ハイブリドーマ確立  二次クローニングから約2週間でELISAによるアッセイを行い、一枚のプレートにつき2個のウェルを選択し、拡大培養を行い、ハイブリドーマを確立します。その後、 約40 mLの培養上清、ハイブリドーマ凍結細胞(2チューブ)、モノクローナル抗体のサブクラスチェックの結果を納品いたします。

弊社にてモノクローナル抗体をご注文された場合
・血清評価用の正常血清、融合時血清を同封いたします。
・作製したハイブリドーマによるモノクローナル抗体のサブクラスの決定を
無料で行います。
・引続き、モノクローナル抗体での腹水化等をご注文の場合、料金を割引いたします。

価格:

   価格 (消費税別)  納期
   マウス (BALB/c) のケース
 Section 1  ¥25,000/匹  約2ヶ月
 Section 2  ¥600,000  約1ヶ月
 Section 3  ¥600,000  約1ヶ月半
   トータル価格(マウス5匹使用)…… ¥1,325,000
     
   ラット (SD , Wister) のケース
 Section 1  ¥45,000/匹  約2ヶ月
 Section 2  ¥600,000  約1ヶ月
 Section 3  ¥600,000  約1ヶ月半
   トータル価格(ラット3匹使用)…… ¥1,335,000

・上記の価格は、 モノクローナル抗体作製の基本価格となります。それ以外のお客様ご指定プロトコールにつきましては、ご相談ください。
・納期に関しましては、細胞の状態により上記よりも長くなる場合もありますので、ご了承下さい。
・ご請求は各セクションごとにおこないます。ただし、Section 2, 3においてお客様のご希望に添うようなクローンが得られず、モノクローナル抗体作製を中止とした場合、以下の様なご請求内容になります。
例1) セクション2の初回ELISAで、ご希望の陽性クローンが得られなかった場合
     (Section 1 + Section 2 の半額)
例2) セクション3のクローニング時に、ご希望の陽性クローンが全て消失した場合
     (Section 1 + Section 2 + Section 3 の半額)

オプション:

 項目   価格 (消費税別)   納期
 クローニング+アッセイ  ¥50,000/1細胞   約3週間
 培養上清作製  ¥10,000/50ml   約2週間